Androidのroot化でできること
今回はAndroidのroot化でできる(可能性がある)ことについて整理しておきたいと思います。
最初の方にまとめておくべきでしたね。(笑)
まずはじめに、root化とはなにか。
詳しく説明するとLinuxの話にまで発展してしまうので、簡単に説明すると
「端末の最高権限者になる」ということです。
Windowsのパソコンでいうところの「管理者権限」にあたるものです。
例えば、Windowsでなにかソフトをインストールする際に確認を求められることがあります。
パソコン全体やシステムの根幹に変更がある場合、このような確認画面が表示されて
管理者の権限でGOサインを出す必要があるわけです。
一台のパソコンを家族共用で使用している場合、それぞれ別のアカウントで使用する
ということがあると思いますが、その中の管理者権限を持ったアカウントのみがGOサインを出せます。
Androidの場合でも同じような具合です。
通常、端末を操作している私達はあくまで一ユーザーに過ぎず
端末を完全に管理する権限がない状態というわけです。
イメージとしては「Android全体について、自分自身が協力な権力を持つ」といった感じですね。
では、root化した場合、何ができるのか。
/system等に存在するファイルを操作する(※端末の動作がおかしくなる可能性がある為)
ことができます。
①要root化アプリが使用できる。
アプリの中には、アプリの動作がシステムの根幹にまで関わってくるものがあります。
そういったアプリは通常であれば、一ユーザーである私達で実行することができません。
root化すれば、そういったアプリを使用することができます。
Playストアでもで要rootアプリはたくさんあります。
私が導入したアプリは過去記事を参照してください。
<参考>インストールした要root化アプリ
http://t-f-android.hatenablog.com/entry/2013/06/11/004440
②build.propの編集が可能になる。
build.propとは、端末が起動する際に読み込まれるファイルで
「build」という名前が示す通り、端末の構成に関わる内容が書かれています。
注意が必要ですが、これを編集することでできることは
カメラの無音化・ナビゲーションバーの表示非表示・バッテリー改善等たくさんあります。
③ブートアニメーションの変更
端末を起動した際に表示されるアニメーションを変更することができます。
変更方法は過去記事を参照してください。
<参考>106SHのブートアニメーション変更(要root化)
http://t-f-android.hatenablog.com/entry/2013/06/27/120104
④カスタムROM・カーネルの導入
端末が対応していれば、カスタムROMやカーネルの変更が可能です。
導入方法はそれぞれ異なってきますので、各自検索してみてください・
<参考>Nexus7 カスタムROM導入~CyanogenMod~
http://t-f-android.hatenablog.com/entry/2013/06/12/110900
ほんとうに大きくまとめるとこのぐらいです。
もちろん、端末が起動しなくなったり(文鎮化)セキュリティに問題のあるアプリがあったり
リスクもありますが、見返りに手に入る内容は私にとっては非常に価値がありました。
基本的には
/system内のファイルを操作できる
ということにつきます。
①に関しては、アプリがたくさん有りすぎて紹介しきれません。。
この中で、興味のあるものがあれば(もちろん自己責任ですが)root化を考えてもいいのではないでしょうか?
個人的にはもっとたくさんの方にroot化に興味を持って貰えればと思いますね。